2025年8月11日 WISCⅤを学ぶ第二弾WISCⅤとテストバッテリーとしてのK-ABC研修

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WISCⅤはK-ABCⅡを組み合わせることによって一層クライアントへの理解を深めることができます。クライアントにピッタリした支援の方策を見出だすことができるのです。
 勉強についていけないことが、教室での不適応につながることが多いことは、学校関係の方々は経験しておられると思います。現在子どもたちは学習量が増え、さらにiPadなど新しいツールを使いこなして幅広い学習が求められます。
 それに伴い家庭学習を強く求められるなど、子どもたちの負担が増えています。発達障害の子どもさんの相談を受けると宿題の負担を訴えられることも多いです。
 発達障害の疑いのあるお子さんが検査をしてみると境界知能の場合もあります。学業の問題は重大になりつつあると思われます。
 発達障害のお子さんは知的に平均でも、学校のやり方ではわかりにくかったり、やる気が起こらないなどの問題も起こります。
 そういったときにK-ABCとってみると、支援の仕方が見えてくることがあります。対人面での不適応のケースでもなぜその行動が出るのかについて、WISCではわからなかったヒントが得られることもあります。ぜひ学びを深めて子どもたちに役立ててください。(大杉)